■都市通勤圏としての熱海を考えた交通システムを構築。
■各地に点在する熱海名所、文化資産を回遊する交通網の提案。
■坂が多い高齢者の多い熱海。町への気軽な交通体系を立案。
熱海はイメージ的に人気都市で、首都圏に近く新幹線も停まることから、通勤圏としての能力を有しています。ですが、現実には多くの困難な問題も抱えておりそう簡単ではありません。
その主な一つに、夜間の交通インフラの不備があります。夜間の交通への対策、駐車場の整備など、全体的な利用者数への増加対策、時間帯、運転量に対する抜本的なシステム対策、実際での交通産業の対応が必要です。
熱海は、大型の観光施設、特徴的な場所があまりありません。しかし、多くの見どころがあり、小型とはいえ観光価値の高い施設、場所が多く点在しています。この特性を活用し、地域を巡る回遊型観光の観点からの推進策を施します。
熱海は坂の町、日常の生活に対応できる様々な交通機関システムの構築が、高齢化がすすむ熱海では必須であり、熱海の活性化には欠かすことができません。高齢者が住居から外へでることの障害を排除し、個人の健康づくり、まちの経済効果の観点からも町に出向かせる対策を進めます。熱海の町はコンパクトにできており、各場所が近くに感じられて親しみやすいのですが、坂が多く、道路が狭く、歩道も狭く歩きにくい状態もあります。道、歩道の「あり方を再考」し、整備することが必要です。歩くことが楽しい熱海のまちづくりを目指します。